「リスペクト」の本来の意味とは?
リスペクト(respect)という英語は、意味はともあれ、とても聞こえの良い言葉ですよね。なんていうか、身体からほとばしるような、とても強烈な意志の現れでもあるかのような、そんなイメージが浮かび上がります。
rispect とは、「価値あるものに対しそれにふさわしい敬意を払う」~いわゆる『尊敬』とか『敬意』というような意味が込められています。
ほかにも「憧れ」や「羨み」のような場合にも用いられるように、尊大な意味ではなく、もっと身近な敬意を表す場合に使われることが多いのです。
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日本で使われる「リスペクト」の意味は?
リスペクトには、実はもうひとつの隠された意味があります。知ってますか?
それは、「本歌取り」とか「パクリ(人の作品などを盗作する)」という意味なのです。私も知りませんでした。
「本歌取り」というのは、古く新古今和歌集の時代に最も反映した技巧の一つで、すぐれた古歌や詩の語句や発想、趣向などを意識的に取り入れることです。これはパクリではなく、ある種オリジナル作家に対して尊敬の念を明らかにしたうえで、意識的にマネをすることなんです。
広い心の持ち主なら、「かわいいヤツだ」と思うでしょうが、現代なら、著作権法違反!とかで訴えられる場合も出てきそうです。
でも、現実には世の中はリスペクトだらけです。本当に1からの発見や発明なんてほとんどありませんよね!
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パクリといえば・・・
「パクリ」という言葉は、あまり好印象ではないですね。そのパクリの代表格としては、日本国内の話にとどまりません。そうです。皆さんもうご存じのお隣韓国です。
最近では、日本の「花より男子」が韓国では「流星学園~」とかで出ていましたね。もう数え上げたらキリがないほどです。ただ、私が思うのは、韓国はただパクるだけでなく、さらに深く濃く表現するので、日本のオリジナルを時には超えるほどの出来栄えになることがあります。そこは「すごい・・」と驚嘆してしまいます。
あえてリスペクトと言っておきますが、このような手法は、文化発展のためにある程度許すべきなのでは・・・
裏といえば・・・
「リスペクト」の意味。人を敬う心。最近は希薄になっています。それは、現在社会のひずみでもあると思います。自分が一番。人を認めない。親をも尊敬できない。先生、政治家、昔尊いと言われたすべてのものが疑わしい世の中。
どんな形でも良いので、他人を敬う心を大事にしたいですね。他人を敬う心があれば、自分を改心できるし、他人を大切にできる。そして今のような凶悪犯罪も抑制できると思うのですが。