運行管理者の合格率!

運行管理者の合格率

運行管理者の合格率とは?運行管理者は運送業に必要な国家資格。運行管理者の資格試験の問題や、基礎講習について、試験の合格率、その他口コミ情報、運転管理者のQ&Aなど、運転管理者を目指す方に役立つ情報をお伝えします。

『運行管理者』とは?

 
運行管理者とは、法律で定められた管理者制度の一つで、運送業などの会社で安全運行の責任者をいいます。
 
略して「運管」などとも呼ばれています。
 
貨物自動車運送事業法の第18条で、「一般貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務を行わせるため、運行管理者資格者証の交付を受けている者のうちから、運行管理者を選任しなければならない。」と定めています。
 

 
また、選任したとき、解任したときはそれぞれ国土交通大臣に届けなければならないとされています。
 
運行管理者の人数は、運送業に使う自動車の台数によって決まります。
 
事業者が保有する車両が29台までの場合は1人でいいのですが、それを超えると2名以上が必要となります。
 
たとえば、30両から59両までは2人、60両から89両までは3人というふうに、30両ごとに1人ずつ追加されます。
  
※以前までは車両台数が5両未満の事業者(5両割れ事業者)には運行管理者選任の義務はありませんでしたが、法令改正により平成25年から5両割れ事業者についても(一部を除き)選任が義務付けられました。
  
運行管理者になるためには、(財)運行管理者試験センターで行われる「運行管理者試験」に合格する必要があります(一部を除く)。

運行管理者の試験と問題

運行管理者の試験はマークシート
運行管理者の試験は(財)運行管理者試験センターで年2回(3月の第1日曜日と8月の第4日曜日)行われています。

 
マークシートによる4択の筆記試験です。なお、受験資格として、試験日前日までに自動車運送事業(貨物軽除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行の管理に関し、1年以上の実務経験が必要となります。合格基準は、原則として総得点が満点の60%以上であることと出題分野ごとに1問以上正解していることが条件となります。なお、出題数は合計30問(1問1点)

運行管理者が必要な職場とは?

運行管理者が必要な職場は世の中に沢山あります。基本的には運送業(貨物及び旅客)を行う会社で運行車両が5台以上の場合に最低1名必要ですし、大規模な会社なら複数の運行管理者が必要になります。運行管理者の資格を持っていることで、就職にも大変有利であることは間違いありません。
普通に勉強をすればそう難しいものではありませんので、あなたもぜひチャレンジしてはいかがですか!


試験を受けなくても運航管理者に?

運行管理者は重要な資格です。


運行管理者試験を受けなくても運行管理者になれる方法が1つだけあります。それは運行管理者資格者証の種別に応じた事業用自動車の運行管理に関し5年以上の実務の経験を有し、かつ、その間に運行管理に関する講習を5回以上受講しているという条件です。手続きなどについては、(財)運行管理者試験センターにおたずねください。
 
 

運行管理者の試験合格率!?

運行管理者試験の合格率に関しては、(財)運行管理者試験センターの公式サイトに合格者情報が掲載されています。
 
8月24日に実施された平成20年度の第1回試験では、貨物の合格率が24.1%、旅客が25%でした。平成19年の第2回の合格率がいずれも70%前後であったのと比べると、極端に低い合格率ですが、実は例年、1回目の合格率は低く、2回目に再チャレンジした受験者が多く2回目が高くなる傾向にあるそうです。

ネットによる受験申請Q&A


インターネットによる受験申請の申込み(電子申請)をしたいのですが、どうしたらよいのですか?



(財)運行管理者試験センターのホームページで「電子申請」をクリックして、所定の手順に従って必要事項を入力して申込みください。併せて、所定の証明書類(受験資格審査等に必要な書類)を別途郵送していただく必要があります。所定の証明書類が期日内に試験事務センターに郵送いただくことにより受験申請の完了となります。到着の確認が取れない場合は、受験いただけませんのでご注意ください。 なお、インターネットによる受験申請の申込みをするには、受験者本人の「電子メールアドレス(携帯不可)」、「クレジットカード」及び「プリンタ」が必要になります。お持ちでない方は、インターネットによる受験申請の申込みができませんので、書面による申込みを行ってください。

運行管理者試験の区分について


会社から運行管理者の資格を取るように言われましたが、どの試験の種類を受ければよいのですか?




取得したい運行管理者資格者証の種類が、貨物であれば貨物の試験を、また、旅客であれば旅客の試験を受けることになります。
 なお、必要な運行管理者資格者証の種類についてご不明等がある場合は、最寄りの運輸支局にご相談ください。