結核の症状

結核の症状
結核の症状とは?

  結核の症状とは?現代病といわれる結核について、感染、発病、検査の種類や治療など意外と知られていない情報をお伝えします。

結核とは?

結核は現代の病気です!
 結核のことを知っている人は限られています。「結核」という言葉自体は聞いたことがある人は多いのですが、実際にどんな病気か、その症状は治療などについて問われると、知っている人は意外と少ないのが現状です。

 結核は「過去の病気」と勘違いされている方がかなり多いようですが、 実は、毎年3万人近くの人が新たに発病しています。ですから結核は「現代の病気」であることをまず認識しなければなりません。

結核の症状

 結核は、昔から世界中で発症しています。いわゆる「感染症」の1種で、毎年全世界で800万人、日本国内で約3万人の人が新たに発病する「現代病」です。

結核を疑うときは早めに受診を!
 結核の具体的な症状ですが、最初は「風邪」の症状によく似ています。くしゃみ、鼻水、せき、たんという風邪と同様の症状です。発熱が現われたり、倦怠感や食欲不振なども現れます。

症状が重くなると、肺出血による喀血なども起こり、放置していると死に至る場合もあります。

せきやたん、微熱が2週間以上続くようであれば、結核の可能性が高いので、必ず専門の病院で受診しましょう。

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結核の感染

 結核は「結核菌」と呼ばれる細菌が感染して発症する病気です。結核菌は人から人へと感染していきます。その経路は主に感染者のくしゃみや咳による飛沫によって起こります。

 ただし、結核菌が感染したからといって、すぐに結核の症状現れるわけではありません。それは人間の持つ免疫力で発病が抑えられている状態、いわゆる「潜伏期」があります。

結核の発病

結核の感染と発病は別ですよ
 結核を発病する人は、結核菌に感染した人の約1~2割といわれています。ということは、10人うち8人は結核に感染しても一生発病しないことになります。これは意外と知られていないことです。

 また、不幸にも発病する2人になった場合、発病する時期は、感染後6か月から1年ぐらいがもっとも多いといわれています。 中には子供のころ感染して、高齢になってから発病する人もいるそうです。逆に 感染しても発病しない人は、他の人に感染させることもありません。

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結核の検査とは?


結核の検査は3種類
 結核の検査は大きく3種類あります。

ひとつは「結核菌検査」、正式には「喀痰塗抹検査(チール・ニールセン染色)」と呼ばれるものです。この検査はたんやせきの中に結核菌が存在しているかどうかや、その菌量を確認するための検査で、もっとも重要な検査として位置付けられています。

ふたつめが「胸部X線検査」ですが、これは肺の状態を見て結核菌による炎症や空洞が肺の中にどのくらい広がっているかを見るものです。

3つめがGFC検査で、いわゆる血液検査です。
昔は「ツベルクリン反応検査」が主流でしたが、最近は行われることが少なくなりました。それは平成17年に「結核予防法」が改正され、従来ツベルクリン陰性の人のみに実施された「BCG接種」が生後6か月以内に行われるようになったことが影響しています。(BCG接種者はツベルクリン反応の信頼性を低める作用があることが知られています)

結核の治療法!

 昔は「不治の病」と言われた結核ですが、現在は大変効果のある薬が見つかっていますので、きちんと服薬すれば結核は治療できるようになりました。

 その薬物療法としては、イソニアジド 、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトール(またはストレプトマイシン)を症状によって複数併用して服用するものです。治療期間は4か月から長くて9ヶ月程度で、結核菌検査で排菌されなくなることを確認するまで服用する必要があります。

結核は治る病気です!
 排菌が確認された結核患者は、入院しなければなりません。それは空気感染を防止するため「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」という法律で結核病棟への入院が義務づけられているからです。